鞭打苦行のThrasher

翻訳者/ライター/最底辺労働者、待兼音二郎のブログであります

2009-01-01から1年間の記事一覧

『モンスター・マニュアルII』がかっこよすぎる!

エベロンシナリオとともに発売早々ぱらぱら読んでいますが、MM2、めちゃくちゃかっこいいですね! [rakuten:araitoy:10010994:detail] マンドリルのシャム双生児のようなデモゴルゴンというクリーチャーが極彩色で表紙を飾り、裏表紙には「おい、なんだ あの…

『ケイオス・イン・ジ・オールドワールド』のFAQを抄訳しました

表題ですが、『ケイオス・イン・ジ・オールドワールド』(以下、CitOWと略)の版元サイトに掲載されているFAQをこのたび抄訳しました。先日HJ社に提出したので、年内にサイトに掲載されるとよいのですが、年末ギリギリですので、年明けになってしまうかも知…

エベロンシナリオがまもなく発売です

久々の更新です……。さて、エベロンシナリオが12/28に発売になります。それを機にプロフィール画像を変更しました。『失われし王冠を求めて』失われし王冠を求めて (ダンジョンズ&ドラゴンズ エベロン対応 英雄級アドベンチャー・シナリオ)作者: クリス・シム…

プロフィール画像を変更しました

見田航介さんから顔アイコンをいただきました! 額の肉を十字架型に切り取り、側頭部に釘を打ちこんでる鞭打苦行者ですwこのアイコンは、実はある企画のタイトルロゴの一部でもありまして、 「ウォーハンマーRPG翻訳チーム」が「戦鎚傭兵団」の名で企ん…

『ケイオス・イン・ジ・オールドワールドカード』のエラッタ報告

も、申し訳ありません。エラッタを出してしまいました。 「ナーグルの邪神シート」ダイヤル進行条件:誤):あるフェイズ中に、君が汚染トークンを2個以上置いている“人口集中”の地域が1つあるごとに、ダイヤル進行カウンター1個をダイヤルの上に置く。正…

『ケイオス・イン・ジ・オールドワールド』をより詳しく紹介

ウォーハンマー世界における人類最大の敵、堕落と腐敗の四大邪神による勢力争いを扱う異色のボードゲーム、『ケイオス・イン・ジ・オールドワールド』(以下『COW』と略)の発売がいよいよ明日に迫りました。 このゲーム、どこが異色なのかと言いますと、本…

単車で夜の東海道を突っ走り、道の駅で野宿しました

10月末になりますが、首都圏から愛知まで単車で下道をひたすら走り、とちゅう道の駅でテントなしの野宿に挑戦しました。 例の週末高速ETC割引というやつ、我が家でも高い金を出して車には装置を取り付けたのですが、その割引が単車には適用されないのが痛い…

『ケイオス・イン・ジ・オールドワールド』を発売前にプレイしました

久方ぶりのブログ更新です。どうもすいません。ちょっと身動きの取れない状況が続きまして……。 さて表題ですが、ウォーハンマーRPG翻訳チームで和訳させていただいた]『ケイオス・イン・ジ・オールドワールド』の発売日が11/20に決まったようです。来週末…

今どき新刊本なんて買う気がしない

昔は古本は足で探さねばなりませんでした。しかし今ではBook Offがあちこちにあり、そればかりかネットの古書店も充実しています。 わずか数クリックで求めるタイトルの最安の本を注文でき、2〜3日もすればそれが自宅まで届きます。しかも、新品同然のものが…

人間関係の整理

二十数年来の友人たちと、今後はつきあわないことを決意しました。すべては自分が悪いのです。腹の立つことを言われたらその場で言い返せばいいのですが、ついヘラヘラしていじられキャラを演じてしまう。そのことに疲れました。人間関係が狭まって、ますま…

名古屋駅西の安宿に泊まりました

昨日は尊敬するデスメタルな方が名古屋にお見えになり、ディープな夜を満喫することができました。 名古屋の夜景を一望にできる29階のバーなどに行くわけもなく、則武新町の串焼き屋で昭和の香りというより平成の要素が皆無に近い時間を味わい、もう一軒はし…

大切な書物

『救済の書』の7章「聖なる世界」の後半9頁は聖地と巡礼の解説にあてられています。エンパイアの主流神について、聖地の特徴や傾向が述べられたあとで、いくつかの巡礼路が紹介されています。 今回はヴェレナに注目してみます。ヴェレナの聖地は学識と正義に…

無料で読めるウォーハンマーの短編小説『チョッパの物語』が完結しました

Warhammer Onlineの短編小説『チョッパの物語』の第三章が公開され、物語が完結しました。以前のエントリーで、低脳敵役のグリーンスキンは感情移入しづらいので主人公にするのはキツイと書いたのですが、なかなかどうして、作者のMike Lee氏が腕の冴えを見…

『Xの悲劇』新訳〜まるでデジタル・リマスタリング〜

『Xの悲劇』といえばミステリの古典中の古典でして、だれもが名前くらいは知っている作品です。 かくいう自分も中学生のときに読みました。まあ背伸びがしたい年頃ですから。しかし、例えていうならフルサイズ(250cc)のモトクロッサーに素人がおっかなび…

レーナの桃の木

前回の妄想ストーリーは長すぎました。あんまり長いのはブログという媒体に合いませんね。ということで、今後は長いやつは羊皮紙に血で書き留めておき、ブログではコラム風短文に専念することにしました。とはいえ今回も原稿用紙六枚半くらいになってしまい…

スラーネッシュねぶた待望論

自分は三重テレビの熱狂的なファンです。なんたってこの時期にタイムリーに大型ねぶたの紹介番組が見られるのですから。それも、2008年のですwww*1それはさておき、テレビ愛知で「いい旅夢気分」や「土曜スペシャル」を見逃した時には三重テレビで再挑戦…

無料で読めるウォーハンマーの短編小説『チョッパの物語』第二章が公開されました

Warhammer Onlineの短編小説『チョッパの物語』の第二章が公開されました。以前に「待兼音二郎のブログです」の方で『スレイヤーの物語』を紹介したのですが、今回のはオークが主人公という異色作です。ゴブリンやオークといういわゆる低脳敵役が主人公の作…

Catcher in the Sewer(下水道探索者たち)【その7】(最後)

その7です。最後までです。一応ネタバレをさけてここでは語らずに本文にいきます。 *** ネズミ捕りクラウスは達成感につつまれていた。とうとう目的を達したのだ。 クラウスは貧相な小男、曲がった膝とこの眇(すがめ)、への字型のまま固まったような口…

Catcher in the Sewer(下水道探索者たち)【その6】

その6です。変な化け物が出てきました。 彼女は手ぶりで全員に下がるように指示し、まずは念入りに罠を探した。そして、扉への上がり段にはめ込まれていたブロックを見つけて取り外すや、ぱっと飛び退いた。 一瞬後、碇のかたちをした巨大な刃物が天井から降…

Catcher in the Sewer(下水道探索者たち)【その5】

その5です。一行の冒険は続きます。 女の案内で一行は広間をぬけ、地下通路を早足にたどった。ハイドリヒはまだ疲れがぬけず、クラウスとイェーケンに左右から抱えられるようにしてついてきた。 廊下をぬけると、円形の空間にでた。曲面をなす壁面にはアーチ…

Catcher in the Sewer(下水道探索者たち)【その4】

その4です。おっさん視点で書くのに疲れて、若者の視点に変えてしまいました。もうなんでもアリです(苦笑)。しかも、男だけではつまらんので女まで出してしまいました。『ウォーハンマーRPG 基本ルールブック』の冒頭小説「人生は、死を越えてなお」に出て…

Catcher in the Sewer(下水道探索者たち)【その3】

その3です。ここは完璧な中継ぎなので、前置きなしで本文にいきます。 舳先の角灯が投じる明かりに、洞窟の壁面がぼんやり浮かんだ。ようやく地下の池を渡りきったのだ。 ネズミ捕りのクラウスが棹を操って小舟を岸に着けた。クラウスがまず船着き場に降り、…

Catcher in the Sewer(下水道探索者たち)【その2】

その2です。モール教の聖別司祭と紫水晶の学府の上級魔術師が帝国陸軍と海軍みたいな会話をしとります。しかしまあ、【魔力点】でみると司祭はやっぱり不利ですね。入信者0→司祭1→聖別司祭2→司祭長3なのに対して、魔術師系は見習い魔術師1→中堅魔術師2→上級…

Catcher in the Sewer(下水道探索者たち)【その1】

このところの蒸し暑さで【狂気点】が額の汗粒のようにたまりまして、妄想ストーリーをひとつ仕上げました。カルロブルクを舞台にした死霊術師狩りでして、『死』にまつわる同業他社であるモール教団と紫水晶の学府が一時的に協力して下水道から敵のアジトを…

アゲインスト・ジェノサイド:ガンドックゼロ リプレイ

ウォーハンマーRPG翻訳チームでお世話になっている岡和田晃さん初の単著となるリプレイ本を拝読しました。ガンドッグゼロ リプレイ アゲインスト・ジェノサイド (Role&Roll Books) (Role & RollBooks)作者: 岡和田晃,アークライト,狩岡源出版社/メーカー: 新…

ATOKの差別語無変換はいかがなものか

ATOK定額制サービスというのが昨年9月に始まりまして、月額300円で複数のコンピューターで使える上に辞書データなどのアップデートも受けられるというそれはもう素晴らしいことでしたので飛びついたわけです。日々大変有り難く使わせていただいておるわけで…

暑くなって涼しくなった

というのは図書館のことです。この時期、どのお店でも冷房が入っていますが、図書館だけは戦前のごとく窓越しの自然風頼りで、半ば蒸し風呂状態でした。土曜日くらいからようやく冷房が入るようになって快適になりました。それまではTシャツに短パン、サンダ…

大阪に行ってきました

翻訳の勉強会があって大阪に行ってきました。なんというか、行くたびに士気ボーナスをもらえる街ですよね。東京は乾いた冷たい街だと思うのですが、大阪は人情味のある温かい街です。自分は貧乏人4/ドケチ3/鉄ちゃん1のマルチクラスなので、行き帰りは当然…

オールド・ワールド的な日本の警察

DNA鑑定で幼女を暴行殺害した犯人とされ、無期懲役刑で長年服役していた男性が実は冤罪だったという例の足利事件のニュースですが、さすがにあれには驚きました。導入初期だったとはいえ、科学捜査の切り札であるはずのDNA鑑定が、いい加減な(恣意的な?)…

「ゲームの本質は、インタラクティブな要素があって満足感が得られるもの」 → なるほど

4Gamer.netに「ドルアーガの塔」の遠藤雅伸氏のインタビューが載っていて、興味深く読みました。 http://www.4gamer.net/games/029/G002948/20090430012/あるとき「ゲームの本質とは何ですか?」と聞かれた遠藤氏は「インタラクティブな要素があって満足感が…