鞭打苦行のThrasher

翻訳者/ライター/最底辺労働者、待兼音二郎のブログであります

2018-01-01から1年間の記事一覧

戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典 第四十八回「中世のギルド~盗賊/冒険者ギルドの原型」が、Role&Roll Vol.171に掲載されています

フィクションの鏡を踏み跨ぎ、現実中世の世相風俗を紹介する隔月連載。その第四十八回は岡和田晃さんの筆で、中世のギルドを扱っています。 さてギルドといえば、「盗賊ギルドや冒険者ギルドはあったの?」というのが、我々ゲーマーなら誰もが一度は抱く疑問…

エクリプス・フェイズ 入門シナリオ&運用ガイド「ケレスの宇宙マグロ」が、Role&Roll Vol.171に掲載されています

最底辺労働者はドツボにハマっておりまして、報告が遅れて申し訳ありません。 さて朱鷺田祐介さんの筆による表題のEPシナリオがR&R最新号に掲載されております。 宇宙マグロに知性化シャチ、宇宙カジキマグロ、知性化タコヤクザなど、朱鷺田さんテイスト横溢…

ピート・ローリック「海星作戦1962」の拙訳が、『ナイトランド・クォータリー Vol.15』に掲載されました

ホラー専門誌『Night Lang Quarterly』最新号の特集は「海の幻視」! 海洋怪奇幻想小説やコラム評論、インタビューなどが一冊にびっしりと詰め合わされています。 自分はピート・ローリック(Pete(r) Rawlick)の“Operation Starfish”という短篇の翻訳を担当…

英国版「GQ MEN OF THE YEAR 2018」受賞記念、チャールズ皇太子の密着記事がGQ Japan 2019年1・2月合併号に掲載されました

GQ

「インターン」には「〔医学〕研修生」にくわえて「被抑留者」というダブルミーニングがあります。チャールズ皇太子は1948年11月14日生まれですから、日本でいう「古稀」を先日迎えました。70歳という年齢を目前にしていまだに見習いの地位に置かれ続けてい…

今昔物語集 巻七第五話「二人の僧の明暗を分けた修行のあり方」が掲載されました

自分は今昔物語集 現代語訳プロジェクトに参加しており、目下、震旦(中国)篇の巻七を担当しております。 その第五話が掲載されました。極楽往生は仏教修行者たちに共通する願いですが、念仏と『大般若経』の書写、どちらに軍配が上がるのか、というお話し…

エクリプス・フェイズ 入門シナリオ&運用ガイド「悪夢の衛星タナカの恐怖」が、Role&Roll Vol.170に掲載されました

R&R最新号のエクリプス・フェイズ記事は岡和田晃さんの筆で、表題のシナリオです。 舞台は、キノコの化け物のようなクリーチャーに支配された太陽系外衛星タナカ。土星の衛星タイタンにあるパンドラ・ゲート経由で行くことのできる不可解な天体です。巨大な…

前世が牛だったから超一流の人間にはなれないという説話から、現代人の我々は何を読み取るべきなのか?

最底辺労働者は「今昔物語集 現代語訳」プロジェクトに参加しています。ずいぶん間が空いてしまいましたが、震旦(中国)篇の巻七第四話が本日掲載になりました。 題して「神童が前世を知る話」。齢10歳にして『大般若経』二百巻をそらんじる神童が中国にい…

『鏡の中の少女』ほか2件の書評が、「トーキングヘッズ叢書 No.76」に掲載されています

TH叢書最新号の特集は「天使/堕天使──閉塞したこの世界の救済者」です。 堕天使と聞くとプログレ者としてはKing Crimsonの「Fallen Angel」が真っ先に浮かんでしまうのですが(オリジナル曲の動画が見つからず、ジョン・ウェットンとエディ・ジョブソンとい…

韓国のクローン犬ビジネスについての記事ほか一件がGQ Japan 2018年12月号に掲載されています

GQ

10月25日発売のGQ Japan最新号に、表題の翻訳記事が掲載されています。 愛犬の亡骸を剥製にして別れを惜しむ人がいますが、今やそれがクローンでできてしまう時代ということで、歌手/女優のバーブラ・ストライサンドがクローン犬を飼っていることを公表した…

「仮面に隠された素顔 ── ビョークの奔放なひらめきにかたちを与えた刺繍アーティストが登場」という記事がGQ Webに掲載されています

GQ

こちらの記事が掲載されております。アイスランドの歌姫ビョークがステージでまとうヘッドピースの作り手として注目を集めている若きイギリス人、ジェイムス・メリーにスポットライトを当てた記事です。the man behind Björk's otherworldly masks.の部分を…

戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典第47回「中世の焦土作戦? ビザンツ帝国のゲリラ持久戦略」が、Role&Roll Vol.169に掲載されています

フィクションの鏡を踏み跨ぎ、現実中世の世相風俗を紹介する隔月連載。その第47回は自分の筆で、ビザンツ(東ローマ)帝国が主に東方で国土防衛のために採用したゲリラ持久戦略を紹介しています。 軍勢の動員と維持のコストはつねに為政者を悩ませるものであ…

エクリプス・フェイズ 入門シナリオ&運用ガイド「最後の夢と悪夢の酒」がRole&Roll Vol.169に掲載されました

R&R最新号のエクリプス・フェイズ記事は朱鷺田祐介さんの筆で表題のシナリオです。舞台は土星を周回するスカム・バージの「フェランズ・リコース」。そして「ペタル」という植物の花弁のようなかたちをした一種のナノドラッグの謎が提示されます。世界一まず…

「ミスター30% 長期運用成績トップのヘッジファンドを率いる男」という記事が掲載されました

こちら、投資関係の専門的な記述の並ぶ記事で、いったん四苦八苦して全体を訳したものの、その後、編集の方と意見を出しあい、一般読者にも理解しやすいように抄訳にまとめ直す運びになり、このたびようやく日の目を見ました。それでも固い記事ではあります…

スティーヴ・ラスニック・テムの短篇「空腹」の拙訳が、『ナイトランド・クォータリー Vol.14』に掲載されました

拒食と過食は紙一重であり、「私のなかにブタがいる」という恐怖感がその裏にあります。『ナイトランド・クォータリー Vol.14』の特集は「怪物聚合(モンスター・コレクション)」。その一篇として、表題の短篇が掲載されています。“Hungry”by Steve Rasnic …

カリブ海の島国の市民権販売ビジネス、およびダイソンの電気自動車参入についての翻訳記事が、GQ Japan 2018年10月号に掲載されています

GQ

「パスポート売ります!──市民権販売ビジネスの背後にあるものとは」 これが最初の記事。成長期の80年代にエチオピアの飢餓の報道に触れて国籍の不平等に疑問を抱いたスイス人少年が、長じて市民権販売ビジネスの商人となり、闇の領域に呑みこまれていくとい…

コマンド・マガジン142号に、「日本の降伏」というヒストリカルノートの翻訳が掲載されています

CMJ 142号の附録ゲームは「嵐の8月 満州1945」。ソビエト連邦による満州、樺太、千島列島への武力侵攻を扱ったもので、もしも日本政府がポツダム宣言を受諾せずに戦争が長引いていれば……という歴史のifを含んだものとなっています。ポツダム宣言の受諾決定に…

エクリプス・フェイズ入門シナリオ&運用ガイド「ヴァイキング・マーダーズ、または火星八つ墓村」が、Role&Roll Vol.167に掲載されています

続けてEPシナリオの紹介です。今回は朱鷺田祐介さんの筆で、「火星八つ墓村」! という残暑厳しい中のホラープレイに最適です。 横溝正史の原作もそうですが、何より1977年の角川映画で有名なあの「八つ墓村」をEPシステムに落とし込んでプレイアブルなシナ…

戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典第46回「ベギンとベアータ フリーランスの「修道女」」が、Role&Roll Vol.167に掲載されています

フィクションの鏡を踏み跨ぎ、現実中世の世相風俗を紹介する隔月連載。その第46回は岡和田晃さんの筆で、13世紀以降のベルギーを中心に存在した半聖反俗の女性たち(ベギンと呼ばれた)の共同生活の場であるベギンホフという一種の教会街と、中世後期から近…

終戦の詔書の現代語訳

最底辺労働者は仕事がらみで玉音放送の原稿である終戦の詔書の現代語訳を試みました。以下に載せますので、何かお気づきの点などあればご意見をば。ちなみにオリジナルは、国会図書館サイトからオンラインで読むことができます。 朕ハ世界ノ大勢ト帝国ノ現状…

エクリプス・フェイズ 入門シナリオ&運用ガイド「焦土の衛星シンダーの秘密」が、Role&Roll Vol.166に掲載されました

R&R誌最新号の『エクリプス・フェイズ』記事は、岡和田晃さんの手になる表題のシナリオです。これまでのシナリオは、PCたちが秘密組織ファイアウォールのセンティネル(工作員)になってからある程度の経験を積んで以降のものばかりでしたが、今回はそのリク…

「ドナルド・トランプとマイク・タイソン──ふたりの“地球一ヤバい男”」他一本がWebで読めるようになりました

GQ

雑誌翻訳はまず紙幅の制約があり、大河小説を2時間の映画でいかに表現するかというような器の違いに基づく困難さがあります。次に、雑誌のカラーと翻訳者の文体のテイストの違いを埋める必要も生じます。それを考えると、なかなか会心の仕事の機会には恵まれ…

「リタイア後の生活を返上? セサミストリートを黒字転換させたCEO」という記事が、Forbes Japanウェブサイトに掲載されています

泪橋を向こう岸に渡ることができないでいる最底辺労働者です。 取り急ぎ、以下の記事が掲載されていました。リタイア後の生活を返上? セサミストリートを黒字転換させたCEO

戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典第45回「中世のG7? 群雄割拠の神聖ローマ帝国」が、Role&Roll Vol.165に掲載されています

フィクションの鏡を踏み跨ぎ、現実中世の世相風俗を紹介する隔月連載、その第45回は自分の筆で、神聖ローマ帝国がいかに国家として脆弱だったのかを現在のG7になぞらえて語っております。大きすぎるテーマをまとめきれないという書き手の実力不足が思いきり…

エクリプス・フェイズ入門シナリオ&運用ガイド「モーツァルト・プロトコル」が、Role&Roll Vol.165に掲載されています

R&R最新号の『エクリプス・フェイズ』記事は、朱鷺田祐介さんの手になる表題のシナリオです。昼と夜の境界越しに600℃もの温度差が生じる水星地表。その新味溢れる環境を舞台に、露天掘りをして暮らす「シフター」の面々や、カロリス18という謎の鉱山基地など…

生存報告です。以下の記事が掲載されております。有料駐車場の出口ゲートで小銭が不要になる新サービス登場

「知られざる5人目のビートルズ、デレク・テイラー」という翻訳記事が、GQ Japan 2018年07・08月合併号に掲載されています

GQ

ビートルズ、ザ・バーズ、ビーチ・ボーイズと大西洋の両岸で人気バンドの広報宣伝に関わったデレク・テイラーという人物に「知られざる5人目のビートルズ」として焦点を当てた記事です。1932年生まれと、リヴァプールの「ファブ・フォー」より10歳ほども年…

エクリプス・フェイズ入門シナリオ&運用ガイド「天王星系の粘液ゾンビ」がRole&Roll Vol.164に掲載されています

今月のR&R誌記事は表題の拙稿が掲載されています。今回着目したのは未訳サプリ『X-Risks』に出てくるHollowという粘液スウォーム・クリーチャーです。バイオハザード風味をからめて、難敵をいかに倒すかというシナリオになっております。Role&Roll Vol.164作…

『図書新聞』3351号(5月19日号)をオンラインで買えました

コンビニのマルチコピー機で『図書新聞』が買えたという報告を以前にしましたが、今回はオンラインで購入してみました。 ちなみにコンビニのマルチコピー機で買う方法については、こちらの「業界紙・専門紙 eプリントサービス - e-SHINBUN」をご覧くださいコ…

少女ポリアンナのコラムと書評一本が『トーキングヘッズ叢書』No.74に掲載されています

見本が届きましたが、まだ読めていないので、取り急ぎご報告までです。「少女ポリアンナにみる無垢の輝き──天然果汁一〇〇%の少女がスウ姉さんになるまで」というコラムと、早見和真『イノセント・デイズ』の書評が掲載されていますが、力みすぎて向こう正…

Forbes Japan 2018年6月号に、翻訳記事が掲載されました

ほんの1ページの投資関係記事ですが、生存報告を兼ねてお伝えいたします。それにしても東京出張からの疲れが取れない。歳だなあ。今週は二回も銭湯に行ってしまいました。[rakuten:dorama:13705063:detail]