2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧
フィクションの鏡を踏み跨ぎ、現実中世の世相風俗を紹介するリレー連載。その第四十三回は自分の筆で、1381年英国のワット・タイラーの乱を紹介しています。 この連載は岡和田晃さんとリレー執筆しているのですが、自分の担当回はいつも削りきれずにぎゅうぎ…
ジャーナリズムはトランプ政権時代をいかに生き延びるべきか、という記事です。 筆者はトランプ政権暴露本『Fire and Fury』の著者マイケル・ウルフ(ウォルフ)氏。GQにもたびたび寄稿しているライターなのですが、例によって晦渋このうえない翻訳者泣かせ…
R&R最新号の『エクリプス・フェイズ』(EP)記事は、朱鷺田祐介さんによる表題のシナリオです。 高級リゾート用に遺伝子調整された観葉植物が突然変異を起こして化け物になった設定で、舞台は地球軌道周辺のハビタットです。マッドサイエンティストなど敵方…
新聞の購読料は月4000円ほど(朝刊のみなら3000円程度)、雑誌は500円から1000円ちょっとくらいまででしょうか。紙媒体が有料であることに疑問を抱く人はまずいないと思います。 ところがネットは無料が常識。そこでやむなく新聞や雑誌は紙版記事のWeb転…
「SF Prologue Wave」は、日本SF作家クラブ会員有志が運営するネットマガジンです。毎月20日がリリース日で、数本のショートショートや中短篇小説が掲載になります。(岡和田晃さんの過去ツイートにもあるように)プロの小説家の作品を縦書きのPDFで読…
いやあ、古巣に戻ることができ、感激です! 実はわたしく、20年近く前に初めていただいたお仕事が、『コマンド・マガジン』(CMJ)さんの戦史記事の翻訳だったのです。 1968年生まれのウォーゲームブーム直撃世代ですので、中学生の頃は『独ソ電撃戦』『バル…
自分は雑誌記事の翻訳やビジネス記事の執筆をしていて、たまにパズることもあり、自惚れてしまうこともあったのですが、最近、気づいてしまったのです。それって、媒体のネームバリューで読んでもらえているだけなのだと。 というのも、『シミルボン』という…
TH叢書最新刊の特集は「変身夢譚――異分子になるこの願望と恐怖」。変身といえば誰もが真っ先に思い浮かべるのはカフカの短篇「変身」ですが、なんというか、それを含めた定番中の定番については誰かが書くに違いないから……という三すくみのような書き手の心…
本誌で内容を確かめてから報告しようと思ったのですが、どうやら届かないようなので、校正データでの掲載報告です。さてR&R誌最新号のEP記事は、自分の筆で、表題のシナリオとなっています。イメージソースは宮内悠介さんの短篇連作『スペース金融道』。その…