鞭打苦行のThrasher

翻訳者/ライター/最底辺労働者、待兼音二郎のブログであります

今どき新刊本なんて買う気がしない

昔は古本は足で探さねばなりませんでした。

しかし今ではBook Offがあちこちにあり、そればかりかネットの古書店も充実しています。
わずか数クリックで求めるタイトルの最安の本を注文でき、2〜3日もすればそれが自宅まで届きます。しかも、新品同然のものが多いです。

こうなると、よほど潔癖な人でもなければ、新刊本より古本を選ぶのが自然な流れのように思えます。

出版業界は、もはや新刊本は買ってもらえないものとして頭を切り換えるべきではないでしょうか?
紙の本から電子媒体へのシフトを考える時期にもきていると思います。ただしこの場合、今の半額以下にしないと売れないでしょうから、いかに付加価値をつけて高く買ってもらえるかを考えないといけませんが(それに印刷業界が大打撃を受けますが)。

職業としての文筆業がやがて成立しなくなるかもしれませんが、それはそれで仕方ないかもしれませんね。