鞭打苦行のThrasher

翻訳者/ライター/最底辺労働者、待兼音二郎のブログであります

TRPG

戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典 第五十回「魔法の巻物と呪文書の原型──中世の写本」が、Role&Roll Vol.175に掲載されました

西洋中世の社会史を紹介する連載の最新回が、岡和田晃さんの筆でR&R最新号に掲載されました。 今回のテーマは羊皮紙を用いた中世の写本です。写本がいかに大変な作業でありその成果物の価値がどれほど高かったかや、羊皮紙の長期保存性、今なお保たれている…

エクリプス・フェイズ入門シナリオ「七惑星」の聖書が、Role&Roll Vol.175に掲載されました

R&R最新号のエクリプス・フェイズ記事は朱鷺田祐介さんに筆による表題のシナリオです。 岡和田晃さんによる前号のシナリオ「クローズド・ハビタットの囚人」は1967年のSFテレビシリーズ『プリズナーNo.6』をイメージ・ソースにした脱出ものの大傑作でした…

エクリプス・フェイズ入門シナリオ「クローズド・ハビタットの囚人」が、Role&Roll Vol.174に掲載されました

R&R最新号のエクリプス・フェイズ記事は岡和田晃さんの筆による表題のシナリオです。 今回は、不可解な「街」からの脱出もの。コンパクトにまとまった中に緊迫感が充満しており、最近のシナリオの中でもピカイチの傑作ではないかと思っております。 イメージ…

戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典 第四十九回「燭台の灯のごとくに俗世を照らせ──東方の柱頭行者たち」が、Role&Roll Vol.173に掲載されています

西洋中世の社会史を紹介する連載の最新回が、自分の筆でR&R最新号に掲載されています。 今回のテーマは「柱頭行者」というマイナーなものですが、創作やTRPGのシナリオで一風変わった隠者を登場させたい場合の参考になるかと思います。ガンダルフ風ばかりで…

エクリプス・フェイズ入門シナリオ「オールト雲の彼方へ」がRole&Roll Vol.173に掲載されました

R&R最新号のエクリプス・フェイズ記事は朱鷺田祐介さんの筆で表題のシナリオです。 海王星トロヤ群(海王星軌道上を60°先行するL4ラグランジュ点にある小惑星群)から太陽系のはるかな外縁部、オールト雲に飛ばされ、はたしてそこから帰還できるのか?という…

エクリプス・フェイズ入門シナリオ&運用ガイド「宇宙アリーナ:血肉の美食」が、Role&Roll Vol.172に掲載されています

R&R最新号のEclipse-Phase記事は自分の筆で、表題のシナリオが掲載されています。 キワモノではないまっとうなSFシナリオを作ろうと試行錯誤しましたが、年末にからんでスケジュールがぎりぎりになり、翻訳チームと編集部にお手数とご迷惑をおかけしました。…

戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典 第四十八回「中世のギルド~盗賊/冒険者ギルドの原型」が、Role&Roll Vol.171に掲載されています

フィクションの鏡を踏み跨ぎ、現実中世の世相風俗を紹介する隔月連載。その第四十八回は岡和田晃さんの筆で、中世のギルドを扱っています。 さてギルドといえば、「盗賊ギルドや冒険者ギルドはあったの?」というのが、我々ゲーマーなら誰もが一度は抱く疑問…

エクリプス・フェイズ 入門シナリオ&運用ガイド「ケレスの宇宙マグロ」が、Role&Roll Vol.171に掲載されています

最底辺労働者はドツボにハマっておりまして、報告が遅れて申し訳ありません。 さて朱鷺田祐介さんの筆による表題のEPシナリオがR&R最新号に掲載されております。 宇宙マグロに知性化シャチ、宇宙カジキマグロ、知性化タコヤクザなど、朱鷺田さんテイスト横溢…

エクリプス・フェイズ 入門シナリオ&運用ガイド「悪夢の衛星タナカの恐怖」が、Role&Roll Vol.170に掲載されました

R&R最新号のエクリプス・フェイズ記事は岡和田晃さんの筆で、表題のシナリオです。 舞台は、キノコの化け物のようなクリーチャーに支配された太陽系外衛星タナカ。土星の衛星タイタンにあるパンドラ・ゲート経由で行くことのできる不可解な天体です。巨大な…

戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典第47回「中世の焦土作戦? ビザンツ帝国のゲリラ持久戦略」が、Role&Roll Vol.169に掲載されています

フィクションの鏡を踏み跨ぎ、現実中世の世相風俗を紹介する隔月連載。その第47回は自分の筆で、ビザンツ(東ローマ)帝国が主に東方で国土防衛のために採用したゲリラ持久戦略を紹介しています。 軍勢の動員と維持のコストはつねに為政者を悩ませるものであ…

エクリプス・フェイズ 入門シナリオ&運用ガイド「最後の夢と悪夢の酒」がRole&Roll Vol.169に掲載されました

R&R最新号のエクリプス・フェイズ記事は朱鷺田祐介さんの筆で表題のシナリオです。舞台は土星を周回するスカム・バージの「フェランズ・リコース」。そして「ペタル」という植物の花弁のようなかたちをした一種のナノドラッグの謎が提示されます。世界一まず…

エクリプス・フェイズ入門シナリオ&運用ガイド「ヴァイキング・マーダーズ、または火星八つ墓村」が、Role&Roll Vol.167に掲載されています

続けてEPシナリオの紹介です。今回は朱鷺田祐介さんの筆で、「火星八つ墓村」! という残暑厳しい中のホラープレイに最適です。 横溝正史の原作もそうですが、何より1977年の角川映画で有名なあの「八つ墓村」をEPシステムに落とし込んでプレイアブルなシナ…

戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典第46回「ベギンとベアータ フリーランスの「修道女」」が、Role&Roll Vol.167に掲載されています

フィクションの鏡を踏み跨ぎ、現実中世の世相風俗を紹介する隔月連載。その第46回は岡和田晃さんの筆で、13世紀以降のベルギーを中心に存在した半聖反俗の女性たち(ベギンと呼ばれた)の共同生活の場であるベギンホフという一種の教会街と、中世後期から近…

エクリプス・フェイズ 入門シナリオ&運用ガイド「焦土の衛星シンダーの秘密」が、Role&Roll Vol.166に掲載されました

R&R誌最新号の『エクリプス・フェイズ』記事は、岡和田晃さんの手になる表題のシナリオです。これまでのシナリオは、PCたちが秘密組織ファイアウォールのセンティネル(工作員)になってからある程度の経験を積んで以降のものばかりでしたが、今回はそのリク…

戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典第45回「中世のG7? 群雄割拠の神聖ローマ帝国」が、Role&Roll Vol.165に掲載されています

フィクションの鏡を踏み跨ぎ、現実中世の世相風俗を紹介する隔月連載、その第45回は自分の筆で、神聖ローマ帝国がいかに国家として脆弱だったのかを現在のG7になぞらえて語っております。大きすぎるテーマをまとめきれないという書き手の実力不足が思いきり…

エクリプス・フェイズ入門シナリオ&運用ガイド「モーツァルト・プロトコル」が、Role&Roll Vol.165に掲載されています

R&R最新号の『エクリプス・フェイズ』記事は、朱鷺田祐介さんの手になる表題のシナリオです。昼と夜の境界越しに600℃もの温度差が生じる水星地表。その新味溢れる環境を舞台に、露天掘りをして暮らす「シフター」の面々や、カロリス18という謎の鉱山基地など…

エクリプス・フェイズ入門シナリオ&運用ガイド「天王星系の粘液ゾンビ」がRole&Roll Vol.164に掲載されています

今月のR&R誌記事は表題の拙稿が掲載されています。今回着目したのは未訳サプリ『X-Risks』に出てくるHollowという粘液スウォーム・クリーチャーです。バイオハザード風味をからめて、難敵をいかに倒すかというシナリオになっております。Role&Roll Vol.164作…

戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典第44回が、Role&Roll Vol.163に掲載されています

フィクションの鏡を踏みまたいで現実中世の世相風俗を紹介する隔月連載。その第44回は、「波瀾万丈の大名行列──王侯貴族や聖職者の旅路」と題して、岡和田晃さんの筆で、王侯貴族の領内巡察を主に扱っています。 荘園管理や家臣、親族との交流のための旅を「…

エクリプス・フェイズ 入門シナリオ&運用ガイド「太陽は、黄金の林檎」が、Role&Roll Vol.163に掲載されています

R&R誌最新号の『エクリプス・フェイズ』(EP)記事は、朱鷺田祐介さんの手になる表題のシナリオです。「Role&Roll」Vol.163到着。『エクリプス・フェイズ』の入門シナリオ「太陽は、金色の林檎」が掲載。タイトルはブラッドベリですが、内容はこのゲーム独特…

エクリプス・フェイズ入門シナリオ&運用ガイド「老いたる霊長類の星への挽歌」が、Role&Roll Vol.162に掲載されています

文筆仕事がオーバーフローし、さらに最底辺労働で主戦域である西部戦線から豊田市方面の東部戦線に飛ばされることが相次いだため諸々滞っており申し訳ありません。 ということで遅くなりましたが、R&R最新号に掲載されている岡和田晃さん作のシナリオの紹介…

戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典第四十三回が、Role&Roll Vol.161に掲載されています

フィクションの鏡を踏み跨ぎ、現実中世の世相風俗を紹介するリレー連載。その第四十三回は自分の筆で、1381年英国のワット・タイラーの乱を紹介しています。 この連載は岡和田晃さんとリレー執筆しているのですが、自分の担当回はいつも削りきれずにぎゅうぎ…

『エクリプス・フェイズ』用コンベンション・シナリオ「宇宙要塞『神龍』の悪夢」が、Role&Roll Vol.161に掲載されています

R&R最新号の『エクリプス・フェイズ』(EP)記事は、朱鷺田祐介さんによる表題のシナリオです。 高級リゾート用に遺伝子調整された観葉植物が突然変異を起こして化け物になった設定で、舞台は地球軌道周辺のハビタットです。マッドサイエンティストなど敵方…

『エクリプス・フェイズ』小説「古椿姫」が、SF Prologue Waveに掲載されました

「SF Prologue Wave」は、日本SF作家クラブ会員有志が運営するネットマガジンです。毎月20日がリリース日で、数本のショートショートや中短篇小説が掲載になります。(岡和田晃さんの過去ツイートにもあるように)プロの小説家の作品を縦書きのPDFで読…

『エクリプス・フェイズ』入門シナリオ「スペース闇金道――情報難民をさいなむドラッグ」が、Role&Roll Vol.160に掲載されています

本誌で内容を確かめてから報告しようと思ったのですが、どうやら届かないようなので、校正データでの掲載報告です。さてR&R誌最新号のEP記事は、自分の筆で、表題のシナリオとなっています。イメージソースは宮内悠介さんの短篇連作『スペース金融道』。その…

『エクリプス・フェイズ』入門シナリオ&運用ガイド「歯車の音 あるいは多元宇宙の崩壊」が、Role&Roll Vol.159に掲載されました

R&R誌最新号の『エクリプス・フェイズ』記事は朱鷺田祐介さんの筆になるシナリオです。 地球、火星、土星の衛星イアペトスが舞台になり、複数形で操作する戦車のような義体が出てきます。入門者向けではありますが、ボリュームもたっぷりで、チャレンジング…

戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典 第42回「英雄エル・シッドと中世スペインの「境域」」が、Role&Roll Vol.159に掲載されました

フィクションの鏡を踏み跨ぎ、現実中世の世相風俗を紹介する隔月連載。その第42回は、岡和田晃さんの筆で中世スペインの英雄エル・シッドや「境域」を紹介しています。 スペインは同じ連載で自分も以前に扱った(異端審問がテーマ)のですが、エル・シッドの…

『エクリプス・フェイズ』入門シナリオ「恩讐のパラレル・プロセッサー」が、「Role&Roll」Vol.158に掲載されました

R&R誌最新号の『エクリプス・フェイズ』は、岡和田晃さんの手になる表題のシナリオです。 舞台は、月の第二の都市「シャクル」。その都市圏内にあるインド系の都市「ニュー・ヴァラナシ」。ヒンディーの神々が極彩色の寺院を彩り、河の中州でインド象の群れ…

戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典 第41回「中世末期の農民反乱――ジャックリーの乱」が、Role&Roll Vol.157に掲載されています

フィクションの鏡を踏み跨ぎ、現実中世の世相風俗を紹介する隔月連載。その第41回は、自分の筆でフランスのジャックリーの乱(1358年)を紹介しています。 この農民反乱には、同時にパリで起きていた市民蜂起と呼応することでヴァロワ朝を打倒するという可能…

『エクリプス・フェイズ』入門シナリオ「ライデン・ベスティアリの方舟」が、Role&Roll Vol.157に掲載されています

R&R誌最新号の『エクリプス・フェイズ』記事は朱鷺田祐介さんの筆になる入門シナリオ。 知性化種(アップリフツ)がトランスヒューマンによる差別のない新天地を目指そうと、ノアの方舟のような巨大宇宙船に乗りこんで、39光年先の可住惑星群を目指すという…

『エクリプス・フェイズ』入門シナリオ「スペース・アウトロー伝説――緋牡丹のお竜」が、Role&Roll Vol.156に掲載されています

R&R誌最新号の『エクリプス・フェイズ』記事は自分の筆になる入門シナリオです。題して「スペース・アウトロー伝説――緋牡丹のお竜」。www.youtube.com そうです。藤純子さん主演の任侠映画シリーズ「緋牡丹博徒」をイメージ・ソースにした多人数シナリオです…