R&R誌最新号の『エクリプス・フェイズ』記事は朱鷺田祐介さんの筆になるシナリオです。 地球、火星、土星の衛星イアペトスが舞台になり、複数形で操作する戦車のような義体が出てきます。入門者向けではありますが、ボリュームもたっぷりで、チャレンジング…
フィクションの鏡を踏み跨ぎ、現実中世の世相風俗を紹介する隔月連載。その第42回は、岡和田晃さんの筆で中世スペインの英雄エル・シッドや「境域」を紹介しています。 スペインは同じ連載で自分も以前に扱った(異端審問がテーマ)のですが、エル・シッドの…
駐車場といえば、造ってしまえばあとは管理会社任せ、資産家向けの殿様ビジネスという印象がありますが、物件数は間違いなくコンビニより多く、街の拠点として多くの可能性を秘めています。駐車場の新たな価値を創造するゲームチェンジャーの「akippa」。金…
SNS全盛のいま痛感させられるのが、アナログ媒体のもどかしさです。Web記事なら「いいね!」やリツイートでまたたく間に拡散され、反応がダイレクトに返ってくるところを、アナログ媒体ではどんな人がどう読んでくれたのかがなかなか伝わってこない。 そんな…
R&R誌最新号の『エクリプス・フェイズ』は、岡和田晃さんの手になる表題のシナリオです。 舞台は、月の第二の都市「シャクル」。その都市圏内にあるインド系の都市「ニュー・ヴァラナシ」。ヒンディーの神々が極彩色の寺院を彩り、河の中州でインド象の群れ…
映画『サタデー・ナイト・フィーバー』の全米ロードショーが一年のフィナーレとなった1977年に店開きした伝説のナイトスポットについての記事です。その共同経営者イアン・シュレーガーは「ブティック・ホテル」という概念の生みの親として現在ではホテル業…
『今昔物語集』の本朝部は芥川龍之介の諸作品の元ネタとしても有名ですし、倉橋由美子『大人のための残酷童話』など、幅広い現代作品に採り入れられています。そして現代語訳も幾つもあり……というか、『今昔物語集』の名で出版されている本の多くは本朝世俗…
読了してから報告したかったのですが、一向に読めそうもないので掲載報告のみですいません。自分は野坂昭如「骨餓身峠死人葛」と、上田秋成『雨月物語』の書評を寄稿しました。田島淳さんのD&D第4版『デモノミコン』と、ウォーハンマーRPG『堕落の書』が痺れ…
アル・ゴア氏といえばノーベル平和賞受賞につながった2006年の映画『不都合な真実』が有名ですが、その続編『不都合な真実2 放置された地球』が11月17日(金)にロードショーです。www.youtube.comそれを控えたこの時期に、ゴア氏へのインタビュー記事の翻訳…
フィクションの鏡を踏み跨ぎ、現実中世の世相風俗を紹介する隔月連載。その第41回は、自分の筆でフランスのジャックリーの乱(1358年)を紹介しています。 この農民反乱には、同時にパリで起きていた市民蜂起と呼応することでヴァロワ朝を打倒するという可能…
R&R誌最新号の『エクリプス・フェイズ』記事は朱鷺田祐介さんの筆になる入門シナリオ。 知性化種(アップリフツ)がトランスヒューマンによる差別のない新天地を目指そうと、ノアの方舟のような巨大宇宙船に乗りこんで、39光年先の可住惑星群を目指すという…
東京では都内7区(千代田、中央、港、新宿、文京、江東、渋谷)での「自転車シェアリング広域実験」が数年前から行われていて、区境をまたいでA駅前⇒B区役所みたいな移動が自在にできるようになっているようですね。独特な赤い自転車で移動する人を見かけ…
こちらの記事です。この記事を訳すために調べた海外ニュースサイトのなかには、つまらないポエムという論調の者もありましたが、とんでもない、真心のこもったすばらしい別れの言葉だと思いましたよ。
2017年8月31日はダイアナ元皇太子妃の事故死からちょうど20年の節目になるのですが、その日にこの記事の翻訳を書き終えるというちょっぴり運命的な流れでした。20年前のあの日、西表島を旅行中だったことをちょっぴり思い出しながら。 インタビューそのもの…
R&R誌最新号の『エクリプス・フェイズ』記事は自分の筆になる入門シナリオです。題して「スペース・アウトロー伝説――緋牡丹のお竜」。www.youtube.com そうです。藤純子さん主演の任侠映画シリーズ「緋牡丹博徒」をイメージ・ソースにした多人数シナリオです…
技術者たちの汗の結晶、業界通なら誰もが舌を巻く画期的な新製品…ではありながら、一般消費者にはなかなかその真価を理解してもらえず、価格の割高さばかりが槍玉に挙げられる――。 ならばと鮮烈なテレビCMで高性能を消費者に印象づけ、潜在マーケットを開拓…
以下、取り急ぎ掲載報告のみにて失礼いたします。“痛勤”緩和に名古屋市がイオンと進めるパーク&ライドの快適度
取り急ぎの報告なのですが、「“悪魔”と取引した弁護士、ロイ・コーン」という翻訳記事が、GQ Japan 2017年10月号に掲載されています。 ロイ・コーンはNY生まれのユダヤ系の秀才で、1950年代の「赤狩り」ではマッカーシー上院議員の片腕として活躍、その後弁…
今月のR&R誌の『エクリプス・フェイズ』記事は朱鷺田祐介さん作のシナリオ。アメリカ出身の女優兼社会運動家が“大破壊”からの地球脱出の際に義体を失います。ところが近ごろ、彼女の違法クローン義体が闇に流れたことから、オリジナル義体が何者かの手元にあ…
アメリカではハワイや(西海岸のオレゴン州)ポートランドなど、各地の公共路線バスに自転車ラックがついていて、自転車→バス→自転車という柔軟な移動が可能になっているようです。自転車ラックつきの路線バスは日本でもすでに各地にあり、もっと増やせばよ…
『トーキングヘッズ叢書 No.71』の特集は「私の、内なる戦い “生きにくさ”からの表現」。ようやく読了できましたので、掲載報告をば。前号No.70の「母性と、その魔性」もそうでしが、今回も難題でした。書き手がいかにそのテーマを自分のなかに取り込んで、…
昨日発売のGQ Japan最新号には、「10トップ ワールドニュース」と題して、コンデナスト社の海外雑誌の数々から10本の選りすぐりのストーリーの翻訳記事が掲載されています。 自分が担当したのはまず、「毒舌バービー、トミ・ラーレンはどこへ行く」という記…
R&R誌最新号の『エクリプス・フェイズ』(EP)記事は、岡和田晃さんの筆になる入門シナリオ&運用ガイドです。題して、『ソードダンサー・オン・マーズ』。西部劇を思わせる火星の荒野に立つガンマンならぬ女剣闘家! 二丁拳銃ならぬハーモニカとモノフィラ…
ライダーがオートバイに乗り続ける上で大きな関門となるのが、結婚や引っ越しといった人生の転機だ。子どもができたり、引っ越し先のマンションにバイク用駐輪場がなかったりという理由から、愛車を手放す人が多いからだ。オートバイの国内市場が縮むいっぽ…
『誰が音楽をタダにした?――巨大産業をぶっ潰した男たち』(早川書房)という翻訳書が昨秋発売されて話題になった。CDのプレス工場から発売前の新作を盗んでネットにアップロードし続けた工員や、mp3規格を生み出した無名の発明家、そうした少数の人々の…
批判的なメディアを「偽ニュース(フェイク・ニュース)」と決めつけて遠ざけようとするのがトランプ大統領のやり口です。2017年1月、大統領当選後初の記者会見で、CNNテレビの記者による挙手をことごとく無視した挙げ句に君たちは偽ニュースだと捨て台詞を…
フィクションの鏡を踏み跨ぎ、現実中世の世相風俗を紹介するリレー連載、その第39回がR&R誌最新号に掲載されました。今回は自分の筆で、中世ブルガリア発祥の異端信仰、ボゴミール派について紹介しています。キリスト教の異端派といえばフランスやイタリアの…
R&R誌最新号の『エクリプス・フェイズ』(EP)記事は自分の担当です。 「金星蟹工船――ある鉱山労働者の死」という入門用ミッションが掲載されています。これはEPの入門者がマスターからマンツーマンで手ほどきを受けることを想定したミッションです。 同様の…
気鋭の文藝評論家、岡和田晃さんの著作集第二弾の登場です。 岡和田さんといえば超人的な仕事量で知られていますが、2013年から2017年にかけてのその成果がこの一冊にぎゅっとまとめられています。なによりこの文字の詰まり具合をご覧ください。それが岡和田…
シルクロードといえばタシケントやサマルカンドですが、どちらもウズベキスタンの都市ですね。 いっぽうカザフスタンは、中国西域からカスピ海までという東西の広さが目を引きます。まさしく東洋と西洋を結ぶ国です。いっぽうでナザルバエフ大統領はそのへん…