鞭打苦行のThrasher

翻訳者/ライター/最底辺労働者、待兼音二郎のブログであります

『「ハイレゾ版ジャズ喫茶」はビジネスとして成立するか』という記事が、ダイヤモンド・オンラインに掲載されました

『誰が音楽をタダにした?――巨大産業をぶっ潰した男たち』(早川書房)という翻訳書が昨秋発売されて話題になった。CDのプレス工場から発売前の新作を盗んでネットにアップロードし続けた工員や、mp3規格を生み出した無名の発明家、そうした少数の人々の関与が重なり合うことで、巨大な音楽産業が根本から揺らぎ、音楽がタダで聴くものに成り果てるまでを追ったノンフィクションである。

 そう言われれば「最後にCDを買ったのは何年前だろうか?」という方も少なくないことだろう。筆者もすっかり、原稿を書きながらmp3やネットラジオを流すという「ながら聴き」ばかりになっていたが、先日、元劇団員の先輩と車中を共にする機会があり、CDの基準を上回る高音質の「ハイレゾ」(ハイレゾリューションの略)という規格の素晴らしさを熱く語る先輩に心動かされた。

 ということで記事にしました。

「ハイレゾ版ジャズ喫茶」はビジネスとして成立するか