鞭打苦行のThrasher

翻訳者/ライター/最底辺労働者、待兼音二郎のブログであります

ウィリアム王子の独占インタビューがGQ Japan最新号に掲載されています

 2017年8月31日はダイアナ元皇太子妃の事故死からちょうど20年の節目になるのですが、その日にこの記事の翻訳を書き終えるというちょっぴり運命的な流れでした。20年前のあの日、西表島を旅行中だったことをちょっぴり思い出しながら。

 インタビューそのものは2017年4月にケンジントン宮殿で行われました。聴き手はブレア政権で首席報道官を務めたアラステア・キャンベル氏。英国版GQのインタビュー記事の常連なのですが、ウィリアム王子が相手でもなかなか辛辣な質問があったりして読み応えがあります。

 これは貴重な独占インタビューです。15歳で母を失った心の痛みから、ウィリアム王子、ヘンリー王子、キャサリン皇太子妃が共同で取り組んでいる心のケアの活動などについて、非常に突っ込んだ内容になっています。日本語版のページ数はずばり14ページ。GQ Japanの翻訳記事は通常なら長くても6ページですので、いかにこの記事が特別であるかがわかります。

 ただ、それだけのページ数があっても原文を一字一句削らずに……というのは紙幅の制約から難しく、日本語版はオリジナルの三分の二くらいの情報量でしょうか? ですが、できるだけ原文の文体を尊重するために、削るのは比較的重要の低い質問と応答をごっそり削るという方針にして、極力元のままの訳しました。

 ぜひ、お読みいただきたく……。