鞭打苦行のThrasher

翻訳者/ライター/最底辺労働者、待兼音二郎のブログであります

『図書新聞』3339号を拝読しました

 自分は雑誌記事の翻訳やビジネス記事の執筆をしていて、たまにパズることもあり、自惚れてしまうこともあったのですが、最近、気づいてしまったのです。それって、媒体のネームバリューで読んでもらえているだけなのだと。

 というのも、『シミルボン』という書評SNSへの挑戦をはじめたのですが、これが箸にも棒にもかからない。シミルボンは著名なライターや書評家、小説家も多く参加している場です。そんな猛者たちが同じ土俵にいるわけですから、書き手の素の実力と魅力勝負になるわけです。その結果が全戦全敗というべき惨憺たる状況なわけです。

 書評の花道(というのも変な言葉ですが)と言えば、全国紙の日曜日の書評欄かと思いますが、毎週土曜日発行でほぼ書評に特化した『図書新聞』という媒体があります。書評でどうにか自分の殻を破りたいと思い、勉強のために、2018年2月17日号を拝読しました。

 冒頭から大きく『ロシア革命――破局の8カ月』著者の池田嘉郎さんへのインタビューがあり、知的興奮をかき立てられました。新聞紙8枚のスペースにこうしたインタビューや書評、コラムが詰め込まれていて読み応え抜群です。標準的な書評欄は1ページの1/5くらいのスペースなのですが、文字が小さくて詰まっているので情報量が全国紙の書評欄の倍くらいありそうです。

 いつか、こんな媒体で書評が書ける書き手になりたいと願いながら、今日も警備で昼夜連勤です。

ロシア革命――破局の8か月 (岩波新書)

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