鞭打苦行のThrasher

翻訳者/ライター/最底辺労働者、待兼音二郎のブログであります

戦鎚傭兵団の“非”幻想事典第36回がRole&Roll Vol.147に掲載されました

 フィクションの鏡を踏み跨いで現実中世の制度風俗を紹介する隔月連載が、R&R誌最新号に掲載されました。
 今回は岡和田晃さんの筆で、テーマは中世シチリア王国です。
 これ、個人的にいつか書きたいと思っていたネタなのですが、岡和田さんに完璧に書かれてしまってあぼ〜んとなっております。
 西欧、ビザンツ、アラブの文化や宗教が混じり合う中世シチリアのかぐわしい魅力が見開き二ページにたっぷり描きだされています。シチリアというと映画『ゴッドファーザー』のテーマ曲が浮かんでくるのですが、アメリカ文化の大味さに対して陰翳に満ちたあの曲はたいへん感傷を誘うものでした。そうした一風変わったエキゾチックな冒険の舞台設定としても参考になる記事です。

 また今回も見田航介さんのイラストが出色で、記事の魅力をいっそう高めています。

Role&Roll Vol.147

Role&Roll Vol.147