鞭打苦行のThrasher

翻訳者/ライター/最底辺労働者、待兼音二郎のブログであります

『ウォーハンマーRPG』の作品紹介が、SF-Prologue Waveに掲載されました

英国産ダークファンタジーの雄、『ウォーハンマーRPG』は、ヨーロッパのガンダムと呼ばれるほどの人気ミニチュアゲームの世界観に立脚したTRPGで、初版が1986年にリリース、日本語訳も1991年に社会思想社から発売されました。

2005年にはシステムを一新した第二版が登場、日本語版も2006年末に発売され、その後も装備、クリーチャー、魔法、宗教などのソースブックが次々に日本語訳されました。

しかし本国でのシステムが第三版に移行し、第二版の展開がストップするなかで日本版の展開継続も難しくなり、ソースブックの店頭在庫はあるものの肝心なルールブックが品切れで入手できないという状況が長らく続いていました。

そんな状況が一変したのが2015年春です。版元のホビージャパン社の英断により、ルールブックの増刷がかけられたのです。それにより、多数存在したエラッタ(すいません)がすべて修正された第二刷が店頭で入手可能となりました。

その再販を機に、ニコニコ生放送での『火曜の夜は冒険者!』という生配信もスタートし、プレイの実況が隔週ペースでリアルタイムで観られるようにもなりました。そしてもちろん、初回からさかのぼってアーカイブを閲覧することも可能です。

そうした環境の充実を機に、日本SF作家クラブ会員有志運営のネットマガジン、「SF Prologue Wave」にこのたび、作品紹介を掲載してもらえることになりました。この記事が少しでもウォーハンマー世界の告知につながれば幸いです。

ちなみにキング・クリムゾンの「21st Century Schizoid Man」や山田風太郎の初期短篇「畸形国」を引き合いに出したのは、完全に自分の趣味です(笑)。

酸鼻と迷妄の阿鼻叫喚世界で、泥土にきらめく黄金をつかみ取れ――『ウォーハンマーRPG』