鞭打苦行のThrasher

翻訳者/ライター/最底辺労働者、待兼音二郎のブログであります

EP新リプレイ「地球降下作戦」第五回がRole&Roll Vol.131に掲載されています

近未来SF-TRPG『エクリプス・フェイズ』の新リプレイ、朱鷺田祐介さんによる連載第五回が、R&R誌最新号に掲載されています。

『エクリプス・フェイズ』の副題は、「恐怖と陰謀劇のRPG」。恐怖体験によるSANチェック失敗の連鎖がどんなひどいことを招くのか……というあたりが前回のキモでした。

そして冒険者のひとり、土星の衛星タイタンからやってきた宇宙探検家アルビン・ダルベーリが、蚊取り線香のような渦巻き状の肉の花に遭遇し、その正体を知ったことでショックを受け、あまつさえ、自分自身もまた肉の花となって今回のシナリオで二度目の死を迎えたのでした。

そうした出来事は他の冒険者たちの心にも大きな傷を残します。

大きなとばっちりを受けたのはナーシャα1でした。ゴーストライドによってアルビンの義体に間借りしていた彼女は彼のウズマキ化によってSANチェックを強いられつつ義体から離脱、クモ型のアラクノイド義体に乗り換えたもののそちらもナノスウォームの攻撃で吹き飛ばされ、スティー義体のリキッドシルバー・バリアントに再度乗り換える、という七転八倒ぶりとなっています。

ティー義体のリキッドシルバー・バリアントとは、ターミネーター2の敵役というか、ペプシマンというか、あれです。

それでナーシャα1は地球降下作戦の旗艦である戦艦ニューヨークの艦橋に赴き、作戦の状況を取材しようとするのですが、そこで単分子ワイヤーのギャロットを首にかけられ、首が切断されそうになる……という転回に。

クライマックスに向けて、ますます冒険は盛り上がります。
朱鷺田さんならではのエキサイティングなリプレイを、ぜひ!

Role&Roll Vol.131

Role&Roll Vol.131