鞭打苦行のThrasher

翻訳者/ライター/最底辺労働者、待兼音二郎のブログであります

民間軍事会社はなぜここまで成長したのか?

 イラクのようにテロの頻発する国では、トラック輸送のような単なる物流業務も準軍事的性格を帯びることになります。
 とはいえいちいちコンボイに軍の護衛をつけていては費用と要員数がかさみすぎるので、軍に代わってトラック輸送を請け負っているのが民間軍事会社です。
 フィジーやフィリピンなど人件費の安い国で隊員を確保することで、先進国の正規軍より圧倒的な低価格で後方サービスを提供できる。それが民間軍事会社の売りであり、引く手あまたであることの理由です。

 そういった事情が書かれた翻訳記事がWebに掲載されました。
 ヤバい仕事は俺たちに任せろ!──英軍の3倍を誇る民間軍事会社の実態

 ちなみに、日本の自衛隊が韓国軍に小銃弾1万発を提供するという出来事がありましたが、それは2013年の暮れに南スーダンでおきた内戦でのことでした。記事にはその内戦のことも出てきます。

 また、類似の記事として、作家の藤野眞功さんによるグルカ兵についての記事も掲載されています。
 私は「グルカ」──ネパールの「安全保障」の要石たち