鞭打苦行のThrasher

翻訳者/ライター/最底辺労働者、待兼音二郎のブログであります

「出版翻訳オーディション」の紹介記事が、ダイヤモンド・オンラインに掲載されました

 出版社の編集部は決まって多忙です。外注が欠かせない業種でありながら締め切りに追われる仕事を限られた人数で回しているため、外注先は「確実に一定レベルの作品を締め切りまでに上げてくれるあの人たち」に固定されがちでした。
 新たな外注先を探したい気持ちはあっても、公募などすれば応募が殺到するに決まっているので、業界の横のつながりで知り合いにいい人を紹介してもらうくらいしか手がなかったのがこれまでのところです。

 それゆえ、才能はあってもなかなかデビューできないという「狭き門」の問題が生じます。
 また、晴れて“作家”デビューを果たした人にも、仕事の受発注が編集者との個人対個人の関係に左右されがちで、同じジャンルの本を出している出版社は他にもあるのになかなか仕事が横に広がらない「出版社の壁」とでも言うべき問題が立ちはだかります。

 「狭き門」と「出版社の壁」。それらふたつの問題を解消するひとつの方法として、ミニ・オーディションである「出版翻訳オーディション」を記事で紹介しました。

20代半ばで翻訳家デビューを果たした人も! 「出版翻訳オーディション」の可能性