鞭打苦行のThrasher

翻訳者/ライター/最底辺労働者、待兼音二郎のブログであります

ナイジェリアの現地取材レポート記事の翻訳がGQ Japanに掲載されています

GQ Japan 2014年4月号は「ホテルについての100の質問」と題されたホテル特集です。コンシェルジュにどんなことまでリクエストできるかや、日本でもチップを渡したいけどどうすればいいなど、100の質問への実用的なアドバイスが掲載されています。

別冊で消費税増税前のショッピングカタログがついてくるのですが、こちらも読み応えがありました。『週刊プレイボーイ』元編集長の島地勝彦氏や、ファッションディレクター祐真朋樹氏、作家・甘粕りり子氏による巻頭エッセイに引き込まれてしまいました。

本誌では、俳優マシュー・マコノヒー氏のインタビュー翻訳もよかったです。1969年生まれといえばもはや立派なおっさんといえる年齢ですが、若々しい野生児といった印象で、翻訳の文章からその人柄が匂い立つようでした。

震災後に沖縄に避難して住みついた人たちに密着した取材記事の後編も読み応えがありました。京都からも避難した人がいるんですね。

今回は高速バスの移動日があったので、隅々まで読み切ることができました。

自分は、2013年7月にナイジェリアに飛んだジャーナリストによる現地取材記事の翻訳を担当しました。ナイジェリアって、アフリカ第一の産油国で、人口も一位なんですね。この国は石油で潤う南部(キリスト教徒が多い)と、イスラム教徒が多く貧しい北部との地域格差が深刻で、その北部で生まれたボコ・ハラムというイスラム原理主義組織が暴虐なテロをくり返しています。北東部の都市で現地の若者たちが立ち上がって一時的にボコ・ハラムを街から追い出すという出来事があったのですが、その時期の現地レポートです。