鞭打苦行のThrasher

翻訳者/ライター/最底辺労働者、待兼音二郎のブログであります

Web履歴書についての記事がダイヤモンド・オンラインに掲載されました

履歴書といえば2011年に仕事がなくなって生活苦に陥り、面接を受けて落ちまくったことが記憶に新しいです。自分には最底辺の仕事しかなかったわけですが、履歴書の証明写真を何枚無駄にしたことでしょうか。そんな個人的な経験からも、Wordで作った履歴書をそのまま添付ファイルで送れればいいのにと思っていました。

いっぽう新卒の就職活動は人気企業に応募が殺到するばかりで、多すぎる志願者をふるいにかけて会いたい学生だけを選ぶために「エントリーシート(ES)」というものが広く採用されています。「志望動機」「学生時代に打ち込んだこと」「自己PR」などを長文で書かせることで、人物力を事前につかもうというものです。

で、エントリーシートはさすがにWeb提出が当たり前になりつつあるのですが、『就職四季報2014』によれば上位16社でESを含めた応募者が1万人に達しているという現状があり、ぼうだいなESの中に手書きのものがまじっていれば目立つし、本気さをアピールする手段にもなることから、わざわざESを手書きする学生がいて、採用側にも手書きを歓迎する声が一部にはあります。

Windows95の発売は1995年。2015年度新卒の就職活動をしている現在の大学三年生は現役合格なら1991〜92年生まれ(かな?)。おそらく小学校低学年くらいまでに、大部分の家庭ではパソコンが家にあったものと思われます。そんなデジタルネイティブな世代に、エントリーシートや履歴書では手書きが暗に求められるというのはおかしな話でありながら、手書き重視派の意見にも一定の説得力はあり……というあたりを記事にしました。

どうして今までなかった? 「Web履歴書」共通フォーマットへの道