鞭打苦行のThrasher

翻訳者/ライター/最底辺労働者、待兼音二郎のブログであります

Role&Roll Vol.95に『エクリプス・フェイズ』体験版続編シナリオ「マーズ・サイクラーの帰還」が掲載されました

 これは、同誌Vol.92に掲載された『エクリプス・フェイズ』体験版「ヘリオンズ・エッグ」をプレイしたPCを使って、Vol.93「仮装巡洋艦ラスト・ホープ」、Vol.94「青き森にささやく声」と続けて遊びながら、ルールを少しずつ学んでいくことのできるミニ・シナリオとフォロー記事の続編です。

 今回のシナリオは、マーズ・サイクラー(火星周回船)という巨大宇宙船を舞台にしたもの。
 これは、地球と火星の間を重力を利用することでほとんど推進剤を使わずに巡回する輸送船で、周回航路の一周に二年間、短い方の行路でも火星=地球間の移動に五カ月を要するというものです。魂(エゴ)をデジタル・コピーして光速で遠い星に投射して、現地でレンタルした義体(モーフ)に収まって即行動開始できるエクリプス・フェイズの世界でも、貧乏人はこうして旅するしかないというのがなんともリアルです。
 船といってもたいへん巨大で、戦争に貧民街があったりモスクがあったりします。

 今回のシナリオで興味深いのは、同じく朱鷺田さん作のシェアードワールド短編「マーズ・サイクラーの帰還」とリンクしていることです。
 先に小説を読んでもネタバレにはならないので、ぜひ読んでからプレイすることをオススメします。

 なお、今回は追加のルール要素はありませんが、REPの燃やし方を実地でさらに学べる機会になっています。

Role&Roll Vol.95

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