鞭打苦行のThrasher

翻訳者/ライター/最底辺労働者、待兼音二郎のブログであります

『エクリプス・フェイズ』リプレイ第3回が掲載されています

 今月上旬発売のRole&Roll誌Vol.90が掲載されています。
 自分はいつも読むのが遅くて報告が遅れるのですが(汗)、その告知です。

「金星の人狼」というタイトルからわかるように、金星の浮遊都市で起きる連続猟奇殺人事件を5人のプレイヤー・キャラクターが追うストーリーです。

 前回のブログ紹介でも書きましたが、単なるゲーム紹介のリプレイではなく、「エゴキャスティングやバックアップからの再生の普及した未来で生きるってどういうことなの」といった問いかけが根底にあり、描写や構成の工夫も凝らされている事に対して興味が尽きません。小説の新たな形態という気もします。

 今回も、マインドリンクによるパーティ分割時のPC間のやり取りがTwitter風に記されているところや、セーヴポイントの説明のくだりなど、新しい試みが満載で楽しませていただきました。

 また、Vol.90はクトゥルフ神話TRPGの特集号になっていて、かなりまとまった分量の記述が巻頭にまとめられています。クトゥルフ・ファンの方にもお勧めの号です。

Role&Roll Vol.90

Role&Roll Vol.90