鞭打苦行のThrasher

翻訳者/ライター/最底辺労働者、待兼音二郎のブログであります

東京書籍「図説都市の歴史」シリーズ

 しばらく前から趣味と実益を兼ねて西洋中世の生活史を研究しています。
 その流れで、現実中世の村や街がどんなかたちをしていたのかが気になって、いろいろ本を読みあさっているところです。
 TRPGのシナリオや小説の設定づくりをしていると、いろいろ悩ましいんですよね。16世紀にガラス窓ってどのくらい普及していたのか? とか、ゲームによくある武器屋って実在したのか? とか。

 で、いろいろ探したなかから、イメージ醸成に手っ取り早く役立つ本を紹介します。
 東京書籍「図説都市の歴史」シリーズ(1991-93年)です。
 架空の都市の発展と変遷を紀元前から現在までの俯瞰図を中心に記述したものです。
 『地中海沿岸の都市バルミ』、『北海に面した港町レベック』、『中米ユカタン半島の都市サンラファエル』、『北アフリカイスラム都市ウム・エル・マダヤン』の4冊シリーズ。
 絶版で、古書もプレミアがついて高いので、図書館にありましたらぜひ。

▼地中海沿岸の都市バルミ 紀元前4世紀から現代までの変遷史 (図説都市の歴史)
http://www.amazon.co.jp//dp/4487761816

▼こちらにレビューがあります。
http://booklog.jp/asin/4487761816