エクリプス・フェイズ 入門シナリオ&運用ガイド「太陽は、黄金の林檎」が、Role&Roll Vol.163に掲載されています
R&R誌最新号の『エクリプス・フェイズ』(EP)記事は、朱鷺田祐介さんの手になる表題のシナリオです。
「Role&Roll」Vol.163到着。『エクリプス・フェイズ』の入門シナリオ「太陽は、金色の林檎」が掲載。タイトルはブラッドベリですが、内容はこのゲーム独特の死生観、つまりトランスヒューマニズムに踏み込んだ内容で、ついに『エクリプス・フェイズ』もここまで来られたかと感慨深いものがあります。 pic.twitter.com/WhOwB26kD6
— 岡和田晃_「図書新聞」文芸時評第38回 (@orionaveugle) 2018年4月18日
岡和田晃さんの上記ツイートにあるように、これはEP世界の死生観に踏み込んだ大変意欲的なシナリオです。精神がデータに、肉体がただの容れ物になった時代に、人はいかに死ぬべきなのかという重い問題。
ちょうどそれにふさわしい「至福の野」(Elysian Fields)というハビタットが未訳サプリ『Sunward』にありまして、その設定をいち早く採り入れたあたりに朱鷺田さんの先見の明があります。
EP世界の死生観と言えば、SF作家ケン・リュウがEPアンソロジー向けに書き下ろした「White Hempen Sleeves」(邦訳「しろたえの袖──拝啓、紀貫之どの」岡和田晃監修)という短篇があり、こちらは「命をかける」=「生命賭博」というような読み替えが興味深い作品でした。朱鷺田さんにはぜひこのシナリオの小説化をお願いいたしたく、期待しております。
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