鞭打苦行のThrasher

翻訳者/ライター/最底辺労働者、待兼音二郎のブログであります

戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典第38回がRole&Roll Vol.151に掲載されています

フィクションの鏡を踏みまたいで現実中世の風俗や文化を紹介する連載、その第38回が、R&R誌最新号に掲載されています。

今回は岡和田晃さんの筆で、「鳥占から千里眼、荒いの招来まで――中世の迷信」と題し、さまざまな迷信を紹介する内容となっています。天候を操る魔術師が恐るべき者とされ、やがてギリシャ・ローマの神々が魔女のイメージと重ねられるようになり、それが15世紀に猛威をふるう魔女狩りの序曲になった、というあたりの展開がみごとです。

それにしてもいつも実感するのですが、わずか見開き2ページの紙幅でこれだけたっぷり書けるというのはいったいどんな魔術なのでしょう? 岡和田さんの筆力にはいつも感嘆するばかりです。

そして今回も、見田航介さんのイラストがすばらしい。鹿の皮をかぶった女性の図など必見です!

Role&Roll Vol.151

Role&Roll Vol.151