鞭打苦行のThrasher

翻訳者/ライター/最底辺労働者、待兼音二郎のブログであります

俳優ブラッドリー・クーパーのインタビュー翻訳記事が、GQ Japanに掲載されました

 GQ Japan 2013年6月号の特集は「日本人が知るべき世界の50のニュース」です。50のニュースが30頁の特集コーナーにぎゅっと詰め込まれています。そのさまはまるで、スクラップブック。ノートに写真を大きく貼って、その脇に文章を書き綴るイメージです。そんないい感じのパッチワーク感というか、レイアウトのセンスのよさがあって、文章も短い中にエッセンスがこめられていて、テンポ良く読めつつも読み応えがあります。
 また、「10 Best Cars Right Now!!」という、鈴木編集長と3人のクルマジャーナリストが独自視点で選ぶベストカー10選の記事も目を引きます。高ければいいというものではありませんが、いいクルマの運転席でハンドルを握るというのは人生の達成感に直結する行為でして、デフレ時代だからといってミニマムライフを追求するだけではなく、やはり上質のクルマ、女、酒とともに生きるオトコでありたいとの思いを新たにさせられます。
 そう、GQとは青年をそんな魅力的なオトコの世界へといざなう扉、紳士の登竜門なのです……と勝手に思っています。

 河毛俊作「紳士の条件」、「スタイル道場」、「ジーン・クレールのフォーカス」、内田樹の人生相談、そして鈴木編集長の巻頭コラムと、硬派の連載陣も健在です。そして今号では、高橋源一郎氏のExclusive Reportが掲載されています。高橋さんの記事は不定期連載という感じで、載る号と載らない号があるのですが、さまざまな社会問題とそれに取り組む人々を取り上げたレポートで、読み応えがあります。

 ちなみにこの号で、「マリアージュ」という言葉を知りました。衣服や食材のマッチングを指す言葉のようですが、言い得て妙ですね。

 さてさて今回の6月号には、DVDが付録になっています。「やっぱり海外ドラマが面白い!」というタイトルで、以下の4作品が収録されています。

 いずれも、一話がまるまる収録されているのか(?)45分から1時間くらいのボリュームがあります。
 海外ドラマは英語のヒアリングの勉強にもなるので、楽しみながら勉強もできて一石二鳥とも言えますね。間近に迫ったゴールデンウィークに、くつろいで観るのもいいですね。

 最後になりましたが、自分は俳優ブラッドリー・クーパー(Bradley Cooper)のインタビュー記事の翻訳を担当しました。裕福な両親の元に生まれながら苦労する道を選び、俳優として自力で這い上がった人です。若い頃、ホテルのドアマンのアルバイトをしていて、同世代のレオナルド・ディカプリオが客としてやってきて落差を痛感したというあたりのエピソードが面白いと思いました。

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