鞭打苦行のThrasher

翻訳者/ライター/最底辺労働者、待兼音二郎のブログであります

IS01でATOK Passportが使えなくなって困っています!

 Facebookミクシィに書いても、たぶん知り合いにしか届かないのでブログに書きます。
 AUIS01は2010年に発売されたAndroid1.6搭載のクラムシェル型キーボード搭載スマートフォンです。まあ普通の人にとっては画面が5インチと大きいことくらいしかメリットのない端末ですが、テキスト打ちを頻繁にする人間にとってはまさしく「神機」でした。ズボンの尻ポケットにも入るコンパクトさ。それでいて、慣れればタッチタイプも可能という絶妙なサイズ。
 発売から3年近くにもなり、性能的には完全に陳腐化した製品ですが、自分のようにいまだに使い続けている人も少なくないはずです。
 のちにNECからLifetouch Noteという同じようなコンセプトの製品が発売され、自分も大きく心動かされたのですが、こちらはたしか重さが600gくらいあり、ポケットにはとうてい入らないサイズなので、購入を見送った経緯があります。

 さてそのIS01を現役たらしめている(いた?)ふたつの要素は、Jotaという高機能で軽いテキストエディタと、日本語入力システムATOKです。
 とくにATOK Passportというサービスは月額300円でパソコンやスマホなど10台までの端末で使えるという素晴らしいサービスで、ユーザー辞書をクラウド経由で同期できるのも大きな魅力でした。
 ところがそのATOK Passportが、今週火曜日深夜に更新してVer.1.5.6にしたとたんに、「予期せず停止しました」の表示が1秒おきくらいにポップアップするようになってまったく使えなくなってしまいました。
 Android2.2のソフトバンク003Zと、Android4.2のNexus7では同時期アップデート以降問題なくATOK Passportが使えているので、Android1.6が古すぎるということだと思います。

 しかし困ったことに、というか、IS01があまりにも神機であることから、今後も少なくとも2〜3年はAndroid1.6のこのマシンを使い続ける人が少なからずいると思います。IS01を自力でAndroid2.2にアップグレードする方法もあるようですが、ちょっとハードルが高いですし、テキスト打ちやメールくらいしかしないのであれば、1.6のままの方が安定しているようです。

 おそらくこれは、アプリ開発者の方々には困った問題なのでしょうね。
 今後、Android1.6のサポートを続けるのは大きな負担というのは理解できます。なので、自分としては更新は諦めてもよいので、安定バージョンまでダウングレードできるようにしてほしいです。
 さらに願わくは、ATOK Syncというユーザー辞書同期サービスが、今後もAndroid1.6で使い続けられるようにしてほしいですが、こちらはどこかの時点で諦めざるを得ないでしょうか。

 喫茶店などでテーブルが利用できるシーンなら、Nexus7+蓋キーボードが、現状の自分の環境ではベストなモバイル執筆ツールです。しかし、電車で立ったまま、もしくは自動車の窮屈な後部席で、といった場面ではIS01のコンパクトさが大いに重宝するのです。
 水没したIS01を1万円かけて修理して使っているほど惚れ込んでいるので、今後も使いたいです!