鞭打苦行のThrasher

翻訳者/ライター/最底辺労働者、待兼音二郎のブログであります

GQ Japan誌8月号に翻訳記事が掲載されました

 少々告知が遅れましたが、6月24日(金)に発売された『GQ Japan』2011年8月号に自分(たち)の翻訳記事が掲載されています。

 A Love Story with Berlusconiと題された、ベルルスコーニ伊首相の元愛人へのインタビューを中心とした全6ページの特集記事でして、前半4ページが女優/モデルのエヴェリーナ・マンナ(Evelina Manna)へのインタビュー、後半2ページがベルルスコーニの略歴紹介とその人物評、という構成になっています。
 元々はGQ英国版の2011年5月号に全8ページで掲載されていたものが日本語版では2ページ少なくなったわけですが、たんなる抄訳ではなく、日本語版ならではの工夫もこめられています。
 たとえば5ページ目の「お騒がせ男、ベルルスコーニの正体」は日本語版オリジナルの記事で、実業界での実績や奇行放言で知られる彼のさまざまな一面が、コミックのコマ割りのような体裁のコラム記事で、年表形式の略歴とともに紹介されています。
 前半4ページのインタビュー記事は冒頭2ページの見開き写真を含めて写真が3ページを占める構成で、紙の雑誌ならではのビジュアル的な魅力が伝わってきます。写真の発色のよさもあり、実際に手でページをめくる喜びが味わえます。この記事の翻訳は、知人の花垣智子さんが担当されています。
 5ページ目は前述のように日本語版編集部オリジナルの記事で、6ページ目はロベルト・サヴィアーノ(Roberto Saviano)という著名なイタリア人作家によるベルルスコーニの人物評です。こちらの翻訳は、自分(待兼音二郎)が担当しました。

 ちなみに原文のWeb版はこちらにあります。
In Bed With Berlusconi
Il Cavaliere rides on

 また、GQ JapanのWebサイトにもインタビュー記事の冒頭が7月4日に掲載されましたので、よろしければこちらもご覧ください。
A Love Story with Berlusconi