鞭打苦行のThrasher

翻訳者/ライター/最底辺労働者、待兼音二郎のブログであります

ベアフット・カレッジの記事がWEBに転載されました

 WIRED Vol.5の記事「最貧国の闇を照らす、女性のための「ベアフット・カレッジ」」が同誌WEB版に転載されました。

 1/2のアップから10日ほどが経ちましたが、いいね435件、ツイート196件という大きな反響をいただいております。WEBの力はすごいですね。

 なお翻訳者名はOTTOGIRO MACHIKANEと英語表記になっておりますが、待兼音二郎こと自分であります。

 さてこのベアフット・カレッジというのは本当にユニークな学校です。
 最貧国の村に電気を届けるために村人のひとりをインドに迎えてソーラー発電の技術を教えるわけなのですが、呼び寄せるのはきまって女性、しかも孫すらいる年齢の人ばかりなのです。

 それがなぜかは記事に詳しく書かれているのですが、女性の力をうまく活用した成功事例として着目に値します。
 ひとつの鍵は、子や孫のいる女性なら技術を身につけても村を捨てて都会に出ていったりはしないことです。

 日本も少子高齢化で国力が衰退する一方と言われますが、子供が増えないのは、結婚出産を経た女性が社会復帰できるしくみが整っていないことにあるのは明らかです。
 幼稚園や保育園に入れない待機児童も問題になっていますが、そのあたりに、日本でも中高年女性の力をもっと活用する余地があるのではないでしょうか。
 いやもっと言えば、高齢で一人暮らしで元気だけど孤独なおばあさんが日本にどれだけいらっしゃることでしょう。そういう方々に活躍の場を与える余地もあるのではないかと。