鞭打苦行のThrasher

翻訳者/ライター/最底辺労働者、待兼音二郎のブログであります

GAME NOVEL「テキサス・ゾンビーズ」を堪能しました!

Vol.93所収のGAME NOVEL「テキサス・ゾンビーズ」(作:友野詳、画:洋武、原案:安田均川上亮)をやってみました。
 同誌Vol.92所収の「デスフロッグ・ダンジョン」とほぼ同じシステムの短編ゲームブックで、パラグラフ数は74。
 B級ゾンビ映画のテイスト溢れる冒険を堪能しました。
 前作との最大の違いは、戦闘が生じること。一回の戦闘が3ラウンドあるなかで、「防御」「フェイント」「突き放し」「ぶん殴り」の4種類の行動を組み合わせて選び(防御・防御・フェイントなど繰り返しもOK)、敵の行動もランダムで同様に選んで毎ラウンドじゃんけんのような組み合わせで結果を見るのですが、これがなかなかブラッディです。
 また、戦闘以外でのアイテムの選択も前作より難しく、何度か死んでしまいました。

 さてこの戦闘システム、たしかにサイコロはいらないのですが、ゾンビ化の進行を見極めるために負傷回数を記録する必要もあり、ちょっと煩雑ではあります。
 これはやはり、アプリ化が待たれます。アプリならその辺の手間が生じないので。
 まあアプリ化には人件費がかかりますし、無料アプリならそれを回収するすべがないのでなかなかむずかしいとは思いますが、ゲームブックって何?という人に興味を持ってもらうにはそれしかないのかな〜と思います。

 それはともあれ、GAME NOVELシリーズには期待しております。

Role&Roll Vol.93

Role&Roll Vol.93