鞭打苦行のThrasher

翻訳者/ライター/最底辺労働者、待兼音二郎のブログであります

GQ Japan2月号に翻訳記事が掲載されました

 近所のジャスコで安いかまぼこが売り切れていたことに除夜の鐘が迫っていることを感じるのではありましたが、そんなこととは関係なく、GQ Japanの最新号についてです。

 さて今回の特集は「2013年、10の予言」と題され、各界著名人による対談がいくつか掲載されております。

という組み合わせなのですが、いやあ一流の人同士の対談は出てくる言葉の切れ味が鋭い。ぴんと張りつめた空気が伝わってくるかのようです。対談の言葉の端々をきちんと拾ってリーダブルな記事に再構成したライターの方そして編集の方々の手腕もかなりのものとお見受けしました。

 GQという雑誌は、男が男を磨くための道場と考えております。出てくるお店もホテルのバーなど、自分などは気後れしてしまう高級店が並んでいますが、いつかはそんなお店にもふらりと入れる紳士になりたいものです。

 鈴木正文編集長の巻頭コラムも、新幹線の中での50代コンビと30代コンビの口論が見るに堪えずに割って入ったという内容で、紳士かくあるべきというものでした。

 さて自分ですが、「ミシュランよ、うちの店から出ていってくれ!」という翻訳記事が掲載されました。
 筆者のA・A・ギルは毒舌で知られる料理批評家で、毒舌を生かせるように訳しました。原文は一見取っつきづらいのですが、やはり毒舌ぶりに味がありますね。
 提出がぎりぎりになって編集段階でご迷惑をおかけしてしまい、タイトルの「ミシュランよ」の部分が本文ページで脱落してしまいました。以後、気をつけねばと思います。すいません。

 A・A・ギルについては、この記事でも取り上げられています。
過去の「辛口」レストラン批評、食の情報誌が注目

GQ JAPAN 2013年2月号

GQ JAPAN 2013年2月号