鞭打苦行のThrasher

翻訳者/ライター/最底辺労働者、待兼音二郎のブログであります

Game Link第4号に連載「戦鎚傭兵団の手柄話」が掲載されます


 またまた大変久しぶりの更新となってしまいました(滝汗)。

 さて表題ですが、ボードゲーム情報誌「ゲームリンク」第4号が7/31に発売となります。
 今回はなんと、あのライナー・クニツィア氏のミニ・ゲーム3点が付録になっているようですよ! 付録ゲームといえば、第1号が川崎晋作「Merchant Guild」、第2号が池田康隆作「Kingdom」、そして第3号が鈴木銀一郎作「ウルフレンド・サーガ」と、定評あるデザイナーによる意欲作が毎号掲載されております。次の第5号で創刊一周年となるわけですが、今後ますます業界専門誌として充実し、付録ゲームがデザイナーにとってのよい意味でも実験場として機能するようになるとよいですね。

Game Link Vol.4

Game Link Vol.4

 さて、我々待兼翻訳チームは同誌に「戦鎚傭兵団の手柄話」という記事を連載しております。今回の「Game Link」第4号では、鈴木康次郎さんによる“アナログゲームのオンライン化”についての本記事と、岡和田晃さんによるアナログゲーム関連本の書評という構成になりました。

 鈴木康次郎さんの本記事については、詳細はご本人のブログ記事をご覧ください。ボードゲームTRPG、ウォー・シミュレーション・ゲームそれぞれのオンライン対戦支援ツールを紹介したわけですが、この記事を読んで考えさせられたのは、オンライン支援ツールの発達が対面プレイのあり方自体を変えていく可能性ですね。たとえば、「人狼」タイプのゲームで“表”の発言とは別に携帯情報端末で“裏投票”を行うなんてのも面白いかもしれません。「みんな口ではAさんとBさんが怪しいと言ってるけど、投票結果によると、圧倒的な一番人気はCさんだよ」とかです。まあもっとも、ゲームは結局シンプルイズベストなわけで、電子ツールを導入してゲームをややこしくするという方向性は最初は受けても長続きはしない気がします。TRPGの戦闘での各種修正値を自動計算して各人の端末に配信したり(ダイスロール自体はやっぱり手でやりたいですよね)といった補助に徹した形に最終的には落ち着くのではないかな、と個人的には思います。興味のある方は、よろしければ鈴木さんの記事をお読みください。

 続いて岡和田晃さんの書評についてです。